2006年07月06日

●4x8合板

合板に関しても多種多様にあります。たとえば家具やキャビネットに使用する表面仕上げを施したデリケートな合板からそうでないものまで・・、 本稿ではあくまでも構造用に該当する合板の概略を記したいと思います。

まず、屋根下張用、外壁下張用、床下張用として枠組壁工法の 構造用面材として最適な等級がシージングボード(SHG)と呼ばれるものです。特性としては、特別なサンダー処理せず、許容される範囲での節、 抜け節、その他の軽微な欠点を含む表面単版が使用されています。材質としては針葉樹種で、大きさは4x8の名のごとく(フィートの意)幅が4f (1220mm)x長さ8f(2440mm)になります。

厚みは、数種類(7.5mm~31.5mm)生産されていますが、現地で一般的に使用される厚みとしては、 屋根・外壁(12.5mm)床(19mm)ということになります。これらのサイズは国内の標準ならびに基準値ではありませんのでご注意ください。
形状としては、床用合板にはT&G(トングーアンドグローブ)と呼ばれる、サネハギ付き合板があります。また、屋根合板について もカナダからCOFI ROOFと呼ばれる2x8の施工性の高い合板が使用されようになってきています。

2006年01月31日

●SPFとヘムファーとダグラスファー

輸入住宅に主に使用される木材として上げられるのが、SPF(スプルースパインファー)とヘムファーとダグラスファーです。

最も国内で使用頻度の高いのがSPFです。スプルース(トウヒ属)パインファー(マツ属)ファー(モミ属)の混成林で生育する植樹です。 特性としては、材そのものが他のものより白く美しく、比較的やわらかく加工が容易であるということになります。

一方は、ヘムファーは 米ツガの一種で、ヘムロックとダグラスファーの混合種とされています。アメリカ国内ではポピュラーなランバーとして流通しています。 ダグラスファーは米松の一種であるとされますが,厳密にはツガ材のまったく独立した樹種で学名シュードツガ(Pseudtsuga)と呼ばれ,「偽者ツガ」 という意味です。木目が非常に松に良く似ており米松と認識されているようです。

このダグラスファーはこれらの樹種のうちでは、強度は もちろんのこと、圧縮強度や曲げ強度など、日本における最高級建築材である檜よりも優れているとされています。優れた強度、剛度、寸法の安定性、 多目的性により、大型帆船などの原材料としても使われます。

原産地はアメリカ・カナダの北米北部から北西部の広範囲にわたりますが、現在、 SPFに関してはカナダからの輸入が主になっており、反対にアメリカからはダグラスファーなどの木材を輸入するカタチになっています。近年、 同様の木材や合板がオーストリアなどのヨーロッパの諸外国よりその出荷量を伸ばしていることも報告されています。

比較的安価で流通量の多い SPFを使用することで、加工度があがり施工性が増すこともあります。他方、強度に利点を見せるダグラスファーの使用によって、より強固な住宅が 得られることも事実です。しかしながら釘などの接合部分がネイルガンなどのパワーで割れやすくなるという施工性のデメリットも理解しておいた方が よいでしょう。

樹種グループの略称樹種用途
S-ⅠD.Fir-Lダクラスファー・ウェスタンラーチ・クロマツ他、主に北米では住宅用建材
Hem-Tamベイヒバ/アラスカヒノキ・カラマツ・タイヒ他、住宅用建材では使用しない
S-ⅡHem-Firベイツガ・シルバーツガ他、住宅用建材、在来住宅でも柱等に多用されている
S.P.Fスプルース・モミ・エズマツ他、日本国内でも最も2x4工法に多く使われる
W Cedarベイスギ・レッドパイン・ホワイトパイン他、デッキ材等に使用される

構造用製材(ディメンションランバー)区分 日本農林規格