以下、ハードウッドフローリング全種類の施工方法を満たすわけではありません。 ストリップスタイル(19mm厚)の床材を釘うちでの基本的な注意点・施工方法を説明しています。床暖房設備や他の条件設定の場合、メーカー保証や推奨する方法で施工することが望まれますので要確認をお願いします。
【現場の条件】
ハードウッドフローリングの施工現場については、水分・高湿度の条件下を避けなければなりません。地下室や床下は乾燥を確認し、かつスラブ・オングレードの場合以外は床下換気が必要です。現場はドア・窓の取り付けが終了し戸締りができることが条件です。また、フレーミング工事をはじめ、石膏ボード等の工事は終了し、フローリングが現場搬入される前に
完全乾燥していることが望まれます。施工時の季節にもよりますが寒暖の条件を良く把握し、居住空間の温度設定を前提に施工されなければなりません。
【現場の搬入】
現場の条件が整えばフローリングを搬入しますが、その際施工する部屋へ運び込む事がベストです。現場の環境に順応させるためできれば
4~5日くらいはその温度と湿度に適応させる事が必要です。もちろん現場の温度や湿度の急激な変化は許されません。平坦なところに保管し、以上の条件が確保できたら開梱して順応させることも必要です。
【コンクリート床に施工】 ハードウッドフロ-リングは、コンクリートスラブの上にも施工が可能です。コンクリート下地が水平で乾燥していることが条件です。新しいコンクリートは無垢フローリングの
大敵である水分が大量に含まれますので
充分な養生期間をおいて施工することが求められます。
その後、水分が床材に届かないようにコンクリートの上に防湿シート(ペーパーバリヤー)を敷き詰めます。防湿シートの上に床下地として外装用合板を千鳥で張ります。コンクリート釘打ち機、またはコンクリート釘での施工となります。 (接着剤の場合も有)合板の厚みは19mmストリップフローリングの場合、19mm合板が推奨されます。
【床根太構造に施工】
床根太に釘うちをしないといけないので、床根太位置が分かるように、事前に4壁にマーク(墨)を付けておきます。防水紙を下地合板に敷きます。国内ではボンドなどと併用施工される場合は除かれるケースもありますが、その場合、下地合板ジョイントからの通気や湿気に対する注意が必要です。フローリングの張る方向は部屋の長い方、すなわち長尺方向に平行なのが最も美しい施工になります。
(
床根太との直角方向)

最初の1列目は、全ての基本となりますからまっすぐに張り出すことが大切です。最初の床材と壁には隙(約12mm/幅木の厚みを考慮)が必要です。
この隙間はフローリングの膨張を見越したもので、幅木を取る付けると隙間は隠れますから問題はありません。ストリップ材はT&G(サネつき)形状になっていますから、男ザネを外側に向けて1列目を開始します。
1列目の釘うちは女ザネ側から20mmくらいの所、根太位置にフィニシング釘かケーシング釘を脳天打ちします。オーク材などの硬い床材は割れる場合もありますので事前に釘穴のパイロットホールを開けておくと割れを防ぐことができます。
2列目以降は、サネ継ぎを確実にあわせ男ザネ部分に45度に向け(根太位置)釘を打ちます。4~5列を過ぎると電動釘打ちガンや海外の専用釘打ち機を各仕様にしたがって打っていきます。
【その他の注意】
事前の下地の床鳴りや埃などは充分に注意してください。
フローリングの継手と継手の間は少なくとも150mm以上の間隔が必要です。
ランダム(乱尺)の商品になりますので、長短バランスを考えて張ることが大切です。
列最後のカット残りが、男ザネが端小口に残りますから、そのピースが次列のスタートになります。(カットロスを最小限に抑える事ができます)
定期的に、残スペースとの距離を計り調節しながら張ることが綺麗になるコツです。
もし、表面上の木目があまり美しくないモノや、多少反りがある床材があった場合それらは、部屋のブラインドスペースや目立たない箇所(キャビネット下になる箇所やクローゼット内)へ施工する事も材料の無駄を省くことになります。