2007年07月19日

●The 60-30-10 Rule

人間の目というのは、なんと1600万以上の色を見分けることができるらしいのですが、逆に言えば「色」すなわち世に存在する「カラー」というのも、その微妙な違いやコントラストによって千差万別、存在するということです。

実際にペンキに代表する色見本のチャートブックなどは、どれもこれも分厚いモノが多く、単に「赤」や「青」といっても、明るさや艶などによってまったく違ったイメージになりますし、独特の呼称や専用ナンバーで区別されることになります。

言うまでもなく、住宅を取り巻く要素のなかで、色というのはエクステリア・インテリア双方において、とても重要な部分ですが、数値や法規的な拘束が少ない分だけ、その選択肢の多さに戸惑い、時には最終的な仕上がりがイメージと違ったものになることも少なくないようです。

ただ、専門的なコーディネーターに全てを依存するのではなく、施主自身が自身の好みを「カラー」というテーマに絞って憧れをカタチにすることは、建築過程やあるいはリフォームにおいても楽しい作業のひとつとなります。

そんな時、色選びとともに「選ばれた幾つかの色の配分を、特定のルールをもって配分すると、お洒落に仕上がります」というお話。そのルールと言いますと・・・

"The 60-30-10 Rule”というルールで、メインとなる色を60%の比率で配分し、2番目に選んだ色を30%、残りの10%をアクセントカラーで配分したらうまくいくよ!という、簡単なルールです。

男性のスーツ姿を例にとると・・・ スーツやジャケットを60%、その中のインナーとなるシャツのカラーが30%で、アクセントなるネクタイが10%という構図です。

シンプルなルールで、わかりやすい!ですね。

【Discovery Credit】
元記事は⇒こちら(Mark McCauley)

2007年05月11日

●住宅業界にも本格的に外資が参入する日がくるのかもしれない。

ikeatown.jpg金融業や流通業と比較して、住宅や建築業というのは直接的には外資の参入がほとんど見ることができませんが、グローバル経済といわれて久しい昨今、この業界もどうなるかは先が中々読めませんね。

あらゆる業種が、こちらの国からあちらの国へ、アチラの国からコチラの国へというように、簡単に垣根を越えてしかも想像以上にスピーディに、移動し増殖していきますから、多少の障害や国内の利害という扉も、どんどんこじ開けて押し寄せてきます。

ちょうどそんな事を考えていた時、最近、とても面白かった本で益々その観を強くしました。その本というのはスウェーデンの代表的企業"イケア"の事を創業者の思想から現在に至る企業戦略まで丹念に書き込んだ「IKEA 超巨大小売業 成功の秘訣」ですが、読了した後、また偶然にあのBoing Boingのサイトを通じて紹介されていたのが、この家具・インテリアの小売業であり、世界でも超優良なIKEAがプレファブリックなアパート形式の集合住宅を供給しているというお話。

その名も"BoKlok"

ティンバーフレームで作られたシンプルでモダンな建物は、あのIKEAの家具コンセプトにも通じており、決してハイクラスとは言えませんが、それとて北欧の平均以上の住宅ですから、我々から見ればある意味羨ましいくらいの雰囲気を持っています。

タウンハウス的な集合住宅ですから、ソリューションなどもある一定のプランが確率されており、価格的にもコストダウンが計れるのでしょうが、キッチンキャビネットやウィンドウなどの基本仕様は、素敵な北欧住宅の雰囲気を十分演出してくれています。

このような住空間が、もし、日本国内に、ある一定のボリュームで計画的に量産されていくとしたら。。。家具やインテリアと同じようにリーズナブルな価格で進出してくるようになったら。。。と、思わず考え込んでしまいます。

ちなみに、このIKEAは、(私の記憶が正しかったら)もう随分も前にダイエーとジョイントして日本進出を果たした結果、その当時はうまくいかず、撤退を余儀なくされていたのですが、今は関東地方を皮切りに出店を進め、家具インテリアの小売には着実に日本への地固めを計ろうとしています。

この本「IKEA 超巨大小売業 成功の秘訣」を読んだ後だけに、なんか自分の妄想が数年後には現実になるような気がしてしょうがありません。そうなれば、本当の意味での輸入住宅ですもんね。

■IKEAの今後の日本国内出店予定

2008年春頃 イケア神戸(兵庫県神戸市中央区港島中町)
2008年秋頃 イケア鶴浜(大阪府大阪市大正区鶴町)
2009年秋頃 イケア新三郷(埼玉県三郷市彦成)

【Discovery Credit】

Boing Boing: A Directory of Wonderful Things
BoKlok
IKEA.com

2007年03月09日

●住めば住むほど “得する住宅”

news.jpg今週号のニューズウィークのカバーストーリーが、とても興味深いものでした。

表題のように、タイトルは「住めば住むほど得する住宅」”買うなら中古が世界の常識、こうすれば家は資産になる”というサブタイトルです。内容はと言いますと、日本の住宅と欧米の住宅の”資産価値”という部分での違いが、幾つかのデータを示して分かりやすく解説されています。

たとえば・・・

●住宅の寿命(集合住宅を含む)
アメリカの住宅の平均寿命は70.9年で、イギリスやドイツは140年以上とのこと、かたや、わが国の住宅寿命といいますと、わずか44.9年です。

●建築時期別の住宅シェアの割合
フランスやイギリスで建てられた1991年以降の住宅割合は10%強ですが、日本では30%を上回っている。

●政府が支出する住宅関連費用
歳出に占める住宅対策費・関連減免税の割合は、アメリカが7.4%もあり、イギリスやフランスも7%を越す数値を示すにもかかわらず、わが国はわずか2%に過ぎない。

●1戸あたりの平均床面積
日本の住宅の1戸あたりの平均床面積は、94.85㎡(2003年総務省データ)で、欧州ヨーロッパ各国(各国90㎡前後)と比較してそれほど見劣りするわけではありませんが、大国アメリカはその平均値が162㎡と70%近く広いということです。

そして、過去に欧米の中古住宅の市場についても取り上げてきましたが、具体的数値としてやはり大きな違いが出ています。

●中古住宅流通量の割合(売買される住宅割合)
日本では13%に対し、アメリカが77%、フランスが71%、イギリスに至っては86%という高い数値です。

要は、日本では20年も過ぎれば、特に木造住宅の場合、税法上の法定耐用年数を経過すると資産価値として評価されくなるという事実がありますが、欧米では、歴史性のある建物でロケーションが良く、定期的にメンテナンスされている住宅は、20年後でも場合によれば、購入時より高い価値が生まれている、という何とも素晴らしい状況がある、と言うことです。

その他、資産価値を高める住宅造りとしてのキーワードとして「地域」「エネルギーコスト」「建築物の構造」「メンテナンス・管理」「トラッド・アンティーク」などの言葉が読み取れる内容となっています。

【Discovery Credit】
ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト