●輸入住宅と輸入建材のふか~い関係 その3
一般的には、最終的なマスタープラン(間取り)が決定された後に、各部屋ごとの"仕様決め"などが行われるわけですが、幅広い選択肢を持つ、海外の輸入建材であっても、請け負い業者や工務店(輸入住宅メーカー)の持つ条件によって、既に、その幅がかなり限定されたモノになっているケースも珍しくはありません。
たとえば、国内に流通在庫された会社や商社から輸入建材を調達する工務店では、当然ながらその選択肢は限られたものになり、反対にあくまでも施主の希望に最大限に叶えるために、その現場ごとに直輸入する業者など、これまた幾つかの形態を見ることができます。
前者の場合、既に国内在庫品を使用するので、見積試算や安定的な工期の確保など、請け負い業者としてのリスク軽減を行うことが可能です。後者の場合は、工期に合わせたタイムリーな輸入と、見積段階での輸入経費や為替などの関係で、別の猥雑な作業が付随することになります。当然のことですがメリット・デメリットが、どちらにも存在するということです。
ただ、コスト的(原価)にみれば、トータルの建築費の内訳としては、輸入建材と取付け施工費の積み重ねに大別されるわけですから、輸入住宅における輸入建材の入手方法やグレード仕様の違いは、その結果に大きさ左右されます。
そういう意味でも、ドアや窓などの建材を中心にして幾つかの輸入建材の知識、入手方法の検討することによって、結果的に住宅全体のグレードを上げることが可能だといえます。1箇所、300ドルの窓と100ドルの窓の、どちらをプランし取り付けるにしても、現場での"取付け施工費"としては、それほど大差が出るはずがありません。(建材原価の高低と施工費が比例しているわけではない)