2007年03月27日

●なんと、素晴らしい!

house01.jpg海外の住宅関連で大好きなサイトのひとつである、カントリー・リビングのリッチコンテンツで早くも今年度、2007のHouse of the yearが発表されています。(現段階で一部、未編集部分がありますが)

“ひとこと”で言って「感動的なプロジェクト」。

と言うのも、今回の受賞プロジェクトは新築のプランではなくペンシルベニアにある1880年代に建てられ朽ち果てたオールド・ハウスを見事再生する、増改築プロジェクトなのです。

このプランの主役は、オールドファッション・スタイルの家を、こよなく愛するDavid DrummondさんとビルダーのひとりであるBill Martinさんで、ふたりの「多くの経験に基づくアイデア」と「家に対する熱い情熱」が見事に結集した素晴らしいプロジェクトとなっています。

まず、何に驚かされるというと・・・

恐らく日本では、この見るも無残な姿になった住宅を見たら、多くの人が「もう、建替えよう」という気になるのではないでしょうか?!、でもでも、原型が素晴らしく、躯体フレームがしっかりと一定の強度を確保していれば、何も建替えることなどなく、こんな素晴らしいカントリーハウスが生まれるのだ!という実例です。

使い捨てではなく、愛情を注いで、できるだけ末永く住もう。そのことが、数世代に渡り住宅(不動産)の資産価値を確保することになる。

見習うべきものは、住宅センスやデザインと云うよりも、むしろこような“思想”そのものだと思うのですが…

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2007年03月18日

●実際の消費者が伝える、実際の価値

expotv.png従来より、欧米では消費者レベルでの商品に対するアンケートや使用後の評価をデーターベース化した指標がオープンにされてきました。(捏造・改ざんデータでないことを願いますが・・・)コンシューマー・レベルでの評価基準がはっきりすると、これから購入しようとする後発の消費者に対して、商品選択に対する安心感やそれに伴う購買力が広がるという相乗効果が生まれます。

メーカー側においても、その消費者の”厳しい目”が製品開発力やマーケティングに生かせるという意味でもメリットは少なくありません。そんな、実際の使い手(消費者)が自身の使用感や満足度を、実際の価値として伝える、というコンセプトを、WEB上でコンテンツ展開するのが、Expo TVですが、本サイトの特徴的なのは、消費者自身がその製品の特徴や使用方法をビデオで解説しWEB上にUPするということです。潜在的な消費者は、そのビデオを見て、商品価値を知り実際に購入へと繋がるという図式なのです。

ビデオを作製しUPした人には、その自身のビデがを閲覧されるたびにキャッシュが支払われるという、現実的なメリットがあるわけですが、いかにもアメリカらしい?オープンで斬新なWEBサービスですね。

現状、様々なカテゴリーに分類されてたビデオがUPされてはいますが、中心となるのは電化製品や書籍や雑誌の読後感想など身近な製品群が多いのですが、今後、住宅などの大型製品も登場するやもしれません。住宅関連で言えば、便利ツールや建築工程で使用されるボンドやコンパウンドなどの機能製品が紹介されつつあります。

ただ、残念なのが実際の使用方法や使用前・使用後のようなビデオで構成される上での”見せ方”に面白いものがなく、どこにでも有る一般的な製品を、一方的に言葉で説明しているだけの解説ビデオが多いのが個人的には残念な気がします。

そんな中、アメリカではいつもユニークな道具を製造している電化のハンドツールメーカーとして有名なZirconのスタッド・ファインダーを推奨している人がいました。仕上がった壁に、クギや壁掛けを取り付けたいときにスタッド(間柱)を探り当てるという便利ツールなんですが、プロの大工さんならコンコン壁を少し叩くだけで分かる壁に隠れた間柱の位置ですが、素人にはこれが結構至難の技で、あれば便利なツールのひとつでしょうね。

ビデオを拝見すると、一昔前と比べてデザインも斬新になり精度も上がったような感じで、購入するかどうかは別としてリアル感は確かに伝わってきます。(笑)

【Discovery Credit】
Expo TV - House & Home
Yahoo! Video
Zircon Electronic Hand Tools

2007年03月09日

●住めば住むほど “得する住宅”

news.jpg今週号のニューズウィークのカバーストーリーが、とても興味深いものでした。

表題のように、タイトルは「住めば住むほど得する住宅」”買うなら中古が世界の常識、こうすれば家は資産になる”というサブタイトルです。内容はと言いますと、日本の住宅と欧米の住宅の”資産価値”という部分での違いが、幾つかのデータを示して分かりやすく解説されています。

たとえば・・・

●住宅の寿命(集合住宅を含む)
アメリカの住宅の平均寿命は70.9年で、イギリスやドイツは140年以上とのこと、かたや、わが国の住宅寿命といいますと、わずか44.9年です。

●建築時期別の住宅シェアの割合
フランスやイギリスで建てられた1991年以降の住宅割合は10%強ですが、日本では30%を上回っている。

●政府が支出する住宅関連費用
歳出に占める住宅対策費・関連減免税の割合は、アメリカが7.4%もあり、イギリスやフランスも7%を越す数値を示すにもかかわらず、わが国はわずか2%に過ぎない。

●1戸あたりの平均床面積
日本の住宅の1戸あたりの平均床面積は、94.85㎡(2003年総務省データ)で、欧州ヨーロッパ各国(各国90㎡前後)と比較してそれほど見劣りするわけではありませんが、大国アメリカはその平均値が162㎡と70%近く広いということです。

そして、過去に欧米の中古住宅の市場についても取り上げてきましたが、具体的数値としてやはり大きな違いが出ています。

●中古住宅流通量の割合(売買される住宅割合)
日本では13%に対し、アメリカが77%、フランスが71%、イギリスに至っては86%という高い数値です。

要は、日本では20年も過ぎれば、特に木造住宅の場合、税法上の法定耐用年数を経過すると資産価値として評価されくなるという事実がありますが、欧米では、歴史性のある建物でロケーションが良く、定期的にメンテナンスされている住宅は、20年後でも場合によれば、購入時より高い価値が生まれている、という何とも素晴らしい状況がある、と言うことです。

その他、資産価値を高める住宅造りとしてのキーワードとして「地域」「エネルギーコスト」「建築物の構造」「メンテナンス・管理」「トラッド・アンティーク」などの言葉が読み取れる内容となっています。

【Discovery Credit】
ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト