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2007年06月07日

●政府の「200年住宅構想」について想う。その2

欧米諸国と比較して極めて耐用年数の少ない我が国の住宅を、200年という"超"長期に渡って保持し、中古住宅の流通促進を欧米並み、あるいはそれ以上に活性化させるという、政府の指針ですが、その趣旨について、基本的には多くの方が賛同されることでしょう。

先のエントリーでも書きましたが、その前提となるのが「建物そのものの質」はもちろんのこと、中古市場の活性化という意味においては「立地・ロケーション」との関係が重要なもうひとつの柱になるのではないか!?ということです。

そして、その「立地・ロケーション」という意味合いは、従来の日本で語られる土地本位主義や土地神話というような話ではなく、これからは、自然環境や地域の犯罪率、あるいは地域行政に絡むライフコストなど多くの付帯条件を考慮したものになってくるのでしょう。(その土地の持つ潜在的な価値と新しく加えられる価値)

そういう意味では、地域行政機関の"街づくり"や"都市開発"なども従来のように安易なカタチでは逆にその地域の衰退を招き、多くの地域間格差が住宅市場でも生まれることになるのではないでしょうか。反面、地域の特性をうまく取り込んで"住まいと環境"というテーマ"でユニークなコンセプトを生み出せば地域の活性に繋がることでしょうし、既に、都市型の分譲高級マンションの分野では、今回の「200年住宅構想」とは直接リンクしませんが、やはり魅力的なものが多く見られます。

肝心の一戸建て住宅については、政府の提唱する構造躯体や仕様のデータやリフォームの履歴をデータベース化した「家歴書」というものを整備することと、その評価基準の明確化が必須となるでしょう。その中には、国内の住宅スタイルでは評価基準が困難な建築様式やデザイン仕様などの基準値も組み込まれれば、より価値の有る家は正当に評価されることになるのでしょう。単に、建材原価の高いモノの使用頻度が高いだけで、取引値や売価が高くなるという馬鹿げた状況になるのではなくトータルでその住宅が持つ真の価値を評価する基準づくりがとても大切なことだと思います。

今、我々の住む"地球"の200年後さえも決して明るい見通しが有るわけではありませんから、当然ながら地球温暖化にも十分配慮された住宅が「200年住宅構想」の最大の価値基準であることは疑いの余地は有りません。

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コメント

「家歴書」の整備と評価基準、私もどう決まるのかが気になります。
「家の価値」とは...後付けの項目レポートと図面も良いですが、「途中のプロセス情報」がやはり大切かと思ってます。
「家歴書」や「住宅トレーサビリティ」という言葉が出てきておりますが、途中の情報を集める方法が次に必要になってくると思ったりしています。雑コメント、失礼いたしました。

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